生産者見学行ってきました!
有機栽培あゆみの会
皆さん野菜や果物の共同購入をしていますか? 申込用紙ぷらすの表紙を開けると2頁目においしそうな野菜や果物が並んでいるなかで、最初に緑色の枠で囲っているところが産直野菜の取り組み品です。8月の利用促進活動を前に、供給対策会議メンバーで「あゆみの会」を訪問して生産農家の皆さんとお会いし、畑を見学しながら説明をしていただきました。
「有機栽培あゆみの会」は1989 年に有機栽培をめざす、地域のこだわりの生産者と言われる農家が核となって結成された団体です。発足当初は、効率性ばかりを追求する現代農業に問題意識を持った少人数の集まりでしたが、年々同じ考えを持つ仲間が増え、茨城県、千葉県を中心に100を超す生産者、グループとともに活動をしています。
梅雨の合間、空模様を気にしながら、「あゆみの会」の流通や技術指導を行っている(有)アグリクリエイトの千葉さんの案内で、霞ヶ浦に近い青梗菜の生産農家、関さんの畑を見学しました。仲間の方も駆けつけて、丁寧に説明してくださいました。30棟のハウスで年間を通して品種を変えながら青梗菜を生産しています。ハウス前にはたくさんのタンクが並んでいました。微生物と酵素をベースにした液体で土作りと有機肥料を作るために発酵させたもので、これで活きた土壌を作っています。また、周りの風の流れなどの自然環境は病害虫の発生を防いでいてくれているそうです。ハウスの中ではふっくら肉厚の青梗菜が育っていました。8月からはこのおいしい青梗菜が福祉クラブにも届く予定です。
2軒目の農家は大葉の栽培をしている吉田さんの自宅前のハウスを見学です。奥さんと一緒に迎えてくれました。大葉は虫がつきやすいので市販のものは大量の農薬散布をしているそうですが、吉田さんは基本的には農薬を使わず、日々ハウス内を点検して虫がついたり病気のものは取り除くそうです。あゆみの会での土作りを始めて30年が経つということで、土はふかふかで試しに棒を差してみるとすっと2m近く入って行きました。空気がたくさん含まれていて保水力のある土になっているそうです。その場で大葉を取って食べさせてもらいましたが、香り、色、柔らかさ抜群のおいしさでした。
野菜はやはり農薬や肥料のことなど、育成環境が気になりますね。今回の見学会では生産者の方と話し、たくさんのことを確認することができました。各センターや地域の世話焼きW.Coからの情報もぜひ見逃さないでください。